ラスト・フレンズ 上野樹里 瑛太

主人公のひとりがモトクロスライダーということで、バイク系ブログでも
たびたび名前があがる、フジテレビ木曜10時のドラマ「ラスト・フレンズ」
（ちなみにナカグロつきますから）。

ワタクシも目覚ましテレビの番宣から含めて、初回からもちろんきっちりチェッ
クしてます。上野樹里演じる岸本瑠可のバイクシーンは丁寧に撮られていて、
レースシーンも車載カメラをのぞけばとても良くできてました。
先日も川越のオフビレでロケが行われたようで、もうちょい瑠可がバイクに乗る
シーンは出てきそうですね。
ゴールデンのドラマにバイクが出たぁ、わーい、わーい、これを機に…などと脳
天気なことは毛頭考えても、思ってもいませんが、すでに１話OPにおいて、瑠可
は死亡フラグが立ちまくりなので、願わくばバイクがらみで死んでしまうことに
はならないでほしい…というのが希望です。

さて、DVやら児童虐待やら、日常に潜む問題をてんこ盛りにしちゃってるこの
ドラマですが、すでに２話終わりで瑠可は性同一性障害っぽいふうに描かれて
います。役のためにばっさりと髪を切ったり、記者会見で長澤まさみと手
をつないでいたりと、樹里ちゃんはわかりやすい設定になっていますが、
そうしたわかりやすい設定のためのひとつがモトクロスだったとしたら、
これはなんなんでしょうね、いいことなのかな？
モトクロスはやはり男のスポーツってわかりやすいイメージなんでしょうか？
まあ、女子がモータースポーツやってると少し前までは「男勝りな…」なんて
形容がつけられたもんですから（最近は使っちゃいけない表現です）、これが
一般的なイメージなんでしょう。
メイキングシーンでは樹里ちゃんがバイクを降りるシーンでバシバシ転んでま
したがケガすることなくクランクアップまでいってほしいです。

主要キャストのうち上野樹里、瑛太、水川あさみは、おなじみ「のだめカンター
ビレ」でも競演してましたが、このなかに同じシーンで長澤まさみが入ると、残
念ながら見劣りしてしまってます。
慣れているなかにあとから入っていくのはしんどいことですし、同世代といって
も３人とはキャリアも違うし、東宝の秘蔵っ子として、大事にキャスティングさ
れてきたまさみちゃんにこのへんの方々とクロストークで続くシーンは負担が大
きい感じです。まあ、簡単にいうと食われちゃってる印象ですな。

傷だらけの痛いストーリーが続くラスト・フレンズ。初回よりも２話で数字が
少し上がっています。
エヴァを見た宮崎駿が「今の若い人たちはこんなにつらいのか」と嘆いたことが
ありましたが、このドラマも同じトーンです。
重くて、ネガなストーリーがどんな着地をするのか最後まで見ていきたいです。
月９だったらお気楽なんだけどねぇｗ

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