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電動化ゆえのセーフティ【2010/12/31追記】 [バイク]

2009年の東京モーターショーでコンセプトモデル「EVE-neo」としてお披露目され、
その後は「EV-neo」として試作車の公開、報道関係者向け試乗会が今年4月に行われたホンダの電動二輪車「EV-neo」が正式に発表された。リース販売という形ではあるが、二輪メーカー最大手のホンダがいよいよ電動二輪車に本腰を入れてきたことを 印象づけるものだ。

すでにヤマハから電動二輪車はリリースされているが、前々から気になっていて、ヤマハになくてホンダにはあるのが誤発進防止のためのシートスイッチ。これは着座時のみ発進可能になるもので、キーONのままバイクを降りてしまった場合など、座っていない状態で不用意にアクセルを操作して誤発進を防ぐという仕組みだ。

たしか、'94年に発売されたCUV ES に初めて採用されたセーフティで、その後はフォルツアやDioなどのアイドリングストップシステム搭載車にも採用されている。エンジンオフなのか、アクセル開けるだけで発進するアイドリングストップなのか、 そのあたりでの事故を防ぐためだ。たとえばちょっと目を離した隙の子どものいたずらも考えられるだろうし、アイドリングストップにはいったところでバイクを押しているときもあるだろう。エンジン音がしていれば気がつくようなことが、ただ音がしないというだけでバイクに乗り慣れている人ほど実はミスを起こしやすかったりするのだが、それを防ぐためのものだ。

電動二輪車も当然ながらアイドリング音などしない。ただ音がしないというだけで、いままでの内燃機関搭載のバイクであったらなかっただろうという事故も増えると個人的には考えている。すでにハイブリッド車などで問題になっている低速走行時の事故もそうだろう。今回EV-neoには低速走行時のアラーム音を出す装置をオプション設定しているが、このあたりも静かさをウリにしている電動二輪車にとっては難しいところ。真夜中に住宅地を走っていて低速のたびにアラームがなるのもなんだか新しい問題を産んでしまいそうでもある。そういえば日産リーフはバック時にアラームがなるようになっているだが、あれも深夜の車庫入れでうるさく感じる人もいるだろう。

もちろんシートスイッチがすべてとは思えないし、普及が進めばより実用的なセーフティも登場するだろう。シフトしていくのは内燃機関から電動へとパワーユニットだけでなく、セーフティもであってほしいと思う。


タグ:電動二輪車
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